小説講座 売れる作家の全技術〜デビューだけで満足してはいけない〜の読書レビュー:生々しいほど現実的な本

こんばんは、豆珈琲です。
雨にも負けず、風にも負けず、いつも……心を強く持っていたいです。

今回の読書レビューは「小説講座 売れる作家の全技術」です。
私が入手した時点で重版9回目の不動のロングセラーです。

残念ながら、アマゾンレビューの画像には本の帯はないのですが、作家、評論家、編集者が大絶賛だそうです。そして、豆珈琲も絶賛してます(笑)

1年間に渡る「本気で作家になりたいアマチュア」のための「作家講座」をプロ作家の大沢在昌が行い、それを書き起こしたものです。

 

30年以上に渡りトップを走っているプロ作家の講義

 書籍の全体構成は、第一部の「講義」と第二部の「受講生作品講評」です。

講義の目次 
  1. 作家で食うとはどういうことか
  2. 一人称の書き方を習得する
  3. 強いキャラクターの作り方
  4. 会話文の秘密
  5. プロットの作り方
  6. 小説には「トゲ」が必要だ
  7. 文章と描写を磨け
  8. 長編に挑む
  9. 強い感情を描く
  10. デビュー後にどう生き残るか

 目次自体は目に鱗ではないのですが、講義が目に鱗でした。また、実際に一人の作家の頭の中と、プロとしてどう書いていくかが分かる講義でした。
実際の講義は課題が与えられ、課題の締切が守れず「本気でプロになりたい」と思えない人間は受けれない講義だったようなので、熱がすごいです。

大沢在昌という作家

申し訳ないのですが、大沢在昌さんという作家さんは私は知りませんでした。
講義の中でも触れられていましたが、「読まない作家はプロにはならない」ということを反省しつつ、ご本人が講義の際に引用した自身の作品「新宿鮫」を購入しました。

新宿鮫 新装版: 新宿鮫1 (光文社文庫)

新宿鮫 新装版: 新宿鮫1 (光文社文庫)

 

 まだ作品を読む前で、この本を読んだだけの印象ですが、
東野圭吾先生のように、アイディアと文才の塊の天才ではなく、アイディアを絞り出し、出し惜しみせず、推敲を重ねる秀才というイメージの作家で、多くのアマチュア作家がプロ作家になったときに生き残っている姿だと思います。

考察:手の内を晒すような講義が何故出来たのか?

大沢在昌という作家を知らない人が、作家に成るためにこの本を読んで、「新宿鮫」や他の著書に興味を持つと思います。この「売れる作家の全技術」自体が宣伝効果を産んでいると思います。

講義とこの本で手を抜いたら、ネガティブ宣伝になっていたかと思うので、手の内を晒すような熱い講義が出来たかと思います。

手の内を晒した、としても読者全員が実行できるとは限りませんが……。

書籍の総評

ライトノベルでも、大人の小説でも、作家になりたい人間は一度読むべき一冊です。

私の場合は、プロ・アマ問わず他の作家さんの著書を読むのが少なく、また、一本の小説としてまだまだ作りが甘いことに気付かされました。

立ち読みでも得るものはあると思いますが、傍において、小説執筆の頭から終わりまで手元に置いておくのがおすすめです。

 

蒼城の宣伝

ブログをもう1本はじめました。まだ小説が皆無に等しいですが、休職中に長編が一本仕上がるようにしていきたいと思います。

aoshirosora.hatenadiary.com

また、ツイッターアカウントもあります。更新情報はこちらに随時載せていくので、フォローよろしくお願いいたします。

twitter.com